アゴは年間70万回の反復運動で疲れている!
「人間は一日平均2,000回以上、咀嚼や会話のためにアゴを動かす」といわれています。
これは単純計算すると、月に6万回、年間70万回以上ということになります。
歴史を遡ると、縄文人はその何倍も噛んでいたということですが、現代人の年間70万回という数字も決して少ないとは言えないでしょう。
私はアゴを使って様々なものを咀嚼する行為はまるで舗装もされていない激しいでこぼこ道をラリーカーでひたすら進むことによく似ていると思っています。
大きさも固さも異なる色々な食べ物が口の中に入れられ、それを一生懸命噛み砕いて飲み込むことは衝撃を和らげるサスペンションの役割を担う顎関節にとってはとても過酷な作業ではないでしょうか?
それを毎日絶えず繰り返すわけですから、どんな人でもアゴにかなりの負担がかかっていてもおかしくはありません。
藤原 邦康
米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック