マスク着用が顎関節の緊張を生む理由:カイロプラクターが解説

アルバカーキ、ニューメキシコ州—ニューメキシコカイロプラクティックセンターでは、顎の不快感を訴える患者が増えています。それらのほとんどの原因は、フェイスマスクを着用することです。

カイロプラクターのDr.ドミニク・グティエレスは、フェイス・マスクが顎関節(TMJ)の問題を引き起こす可能性があると述べます。

「TMJは顎関節の略です。頭蓋骨と下顎をつなぐ場所です」と、Dr.グティエレスは話します。

彼は、フェイスマスクがTMJの問題につながる「微小外傷」を引き起こしていると説明します。

「アゴへの細かい外傷は、マスクを着用し、耳の後ろを引っ張ることによって引き起こされます。顎関節は耳の近くにあるため、耳の周辺の緊張が顎関節の後部に緊張を生むのです」と、彼は頭蓋骨モデルを使用して示しました。

Dr.グティエレス自身も一日中フェイス・マスクを着用して治療していますが、アゴへの緊張感を覚えるのにそれほど時間はかかりません。彼は、マスクを1日のうち、たった2~3回、1時間ほど着用するだけでも、緊張からアゴへのこわばりを引き起こす可能性があると述べます。

緊張は頭痛や片頭痛を引き起こす可能性もあります。Dr.グティエレスはリラックスするためにマッサージできる筋肉を示しています。自覚症状がなくてっも、問題が放置された場合、将来的に鎮痛のための注射、または手術が必要になる可能性があります。

「その道をたどる必要は全くありません」と彼は言います。

頭皮マッサージまたはカイロプラクティックへの通院は、手術など侵襲性の高い治療を防ぐのに役立ちます。

〔※編集注:この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的アドバイスではありません。個別のケースにつきましては医師にご相談ください。〕

引用元
https://www.kob.com/albuquerque-news/local-chiropractor-explains-why-mask-wearing-can-cause-jaw-tension/6076436/

監修・まとめ

藤原 邦康
カイロプラクティック・オフィス オレア成城 院長
米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック
一般社団法人日本整顎協会 理事
カリフォルニア州立大学卒業
カリフォルニア州立大学(映画専攻)卒業後、CG映像の制作に携わった後、米国ライフウェスト・カイロプラクティック大学へ転進。2004年 米国ライフウェスト・カイロプラクティック・カレッジ卒業2006年 カイロプラクティック・オフィス「オレア成城」開院。2016年日本整顎協会設立。
顎関節症に苦しむアゴ難民の救済活動に尽力。噛み合わせと瞬発力の観点からJリーガーや五輪選手などプロアスリートのコンディショニングを行なっている。格闘家や芸能人のクライアントも多数。

【メディア取材】
「あさイチ」(NHK)、「とくダネ!」(フジテレビ)、「Tarzan」(マガジンハウス)、「からだにいいこと」(祥伝社)、「日刊SPA!」( 扶桑社)、「おはスタ」(テレビ東京)ほか

【執筆】
サライ(小学館)
「自分で治す!顎関節症」(洋泉社)Amazonベストセラー1位
「体の理を生かすカイロプラクティック」(科学新聞社)

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