コロナ禍ストレスと破折歯やアゴの痛み

(テキサス州ヒューストン)

コロナ感染拡大以来、我々は増大する生活のストレスに耐えて作り笑いしているだけではないようです。

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コロナ禍での食いしばり増加傾向

アメリカ歯科医師会による新しい調査によると、歯科医の70%が、歯ぎしり・食いしばりによって歯に亀裂が入ってしまう患者が増えています。コロナ禍が生活にもたらす不安をコントロールしようとして、つい歯を食いしばってしまうからです。今回、地域の歯科医の一人に診療で同様の傾向があるかどうか尋ねました。

「歯ぎしりや食いしばりでご相談される患者さんは増加しています」と、タンボレロ・デンタル・アソシエイツのDr.ドナルド・タンボレロは言います。「歯に亀裂が入った患者さんもいます。このような患者さんに根管治療や咬合調整を行うとは痛みの軽減がみられます。治療して気づくのは、増加したストレスレベルが原因になっているらしいということです。」

重要なことは、歯やアゴの痛みを感じた場合はすぐに歯科医に診てもらうことです。多くの場合、マウスピース治療などですぐに解決します。様々な価格のマウスガードがありますし、最適なものをお勧めできます。たとえ、ストレスを感じていなくても、マスク着用によって酸素摂取量が減ります。より多くの空気を取り込むためにアゴの位置を無意識にずらしてしまうことも歯ぎしりや食いしばりの原因となり得ます。

〔※編集注:この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的アドバイスではありません。個別のケースにつきましては医師にご相談ください。〕

引用元
https://abc13.com/covid-19-stress-causing-cracked-tooth-american-dental-association-survey-dentists-see-increase-in-patients-with-teeth/10446370/

監修・まとめ

藤原 邦康
カイロプラクティック・オフィス オレア成城 院長
米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック
一般社団法人日本整顎協会 理事
カリフォルニア州立大学卒業
カリフォルニア州立大学(映画専攻)卒業後、CG映像の制作に携わった後、米国ライフウェスト・カイロプラクティック大学へ転進。2004年 米国ライフウェスト・カイロプラクティック・カレッジ卒業2006年 カイロプラクティック・オフィス「オレア成城」開院。2016年日本整顎協会設立。
顎関節症に苦しむアゴ難民の救済活動に尽力。噛み合わせと瞬発力の観点からJリーガーや五輪選手などプロアスリートのコンディショニングを行なっている。格闘家や芸能人のクライアントも多数。

【メディア取材】
「あさイチ」(NHK)、「とくダネ!」(フジテレビ)、「Tarzan」(マガジンハウス)、「からだにいいこと」(祥伝社)、「日刊SPA!」( 扶桑社)、「おはスタ」(テレビ東京)ほか

【執筆】
サライ(小学館)
「自分で治す!顎関節症」(洋泉社)Amazonベストセラー1位
「体の理を生かすカイロプラクティック」(科学新聞社)

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